想抱紧你。
2017.06.04 Sunday
私たちの腕は武器を持つこともできるし、だれかを傷つけることも、殺すことすらもできる。
しかし畢竟、だれかを、なにかを抱きしめるためにこそあるのだと思いたい。
人ひとりの腕が抱きしめることのできるもの。
愛なんて、それくらいで十分だと思う。
人人平安。──『藍宇』其の燦拾貳
これ4年前に書いたことなんですけれども。
自分で書いたことながら、4年経ってもやっぱり忘れたくない、永遠に肝に銘じておきたいことだなと。
きょうが6月4日だから、という理由ばかりで無く。
例によって彼の国のSNS方面からは哀悼の意をあらわす蝋燭のアイコンが消えてなくなっていますし、
香港、台湾、日本、いわば海外などのIPから画像や動画をアップすることができなくなっている
という事実。
そんな事件なんかいっさいありませんでしたよ。
ということにしようとすればするだけ、
あなたのその「躍起」のぶんだけ、
罪はあかあかと照らしだされるとは思わないのか知ら、ねえ。
一九八九年六月四日。
貴方のその手がかれを抱きしめたのは、きょうと同じ、日曜日でしたっけ、ねえ。