蛇果─hebiichigo─

是我有病。

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玫瑰花的甜蜜的日子。
一位好的演员会释放一种特别的存在感,
即使没有台词也一样有张力,
刘烨做到了!



6月11日に開幕した第19回上海国際映画祭が、昨日19日を以て閉幕しました。
曹保平監督、劉主演の『追凶者也』がコンペティションに出品され、劉さんが最優秀男優賞を受賞しました。


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2001年に『藍宇』で金馬奨。
2004年に『美人草』で金鶏奨。
それぞれ最優秀男優賞を獲り、劉さんは若くして「影帝」と呼ばれました。今回はそこから12年を隔てての受賞。2009年に私が彼を知ってからこっち、こうした大きな映画祭での受賞ははじめてのことです。

大きな映画祭に於いて華々しく賞レースを競うことがすなわち役者にとっての究極の目標、では勿論ありません。
ですが、「自分が成した仕事について第三者から公に認められる」というひとつのくっきりとした実績によって、すごく大きな手応えと自信を得ることができるというのは、間違い無いことだと思います。
たいそう頭がよくて勁くてあかるいやつだし、だからきっとあんまし泣き言とか言わないんでしょうけど、23歳で背負わされてしまった「影帝」という称号は、彼にとって、それはそれは重たいものだったのだろうと思います。映画賞なんて輝かしいものであればあるだけ影も濃くなるわけで、称号の重さに負けてだめになるひとも、重さを笠に着たあげくにだめになるひとも、いるでしょう。

華やかな賞とは縁遠かったこの12年。
しかし彼はだめになることがありませんでした。
作品の質はどうあれひとつひとつの仕事を手堅くきっちりこなし、結婚し、家庭を持ち、まだまだこいぬながらも(笑)ふたりの子どものおとうさんだって一生懸命やってきました。
2009年からこっち、私はそういう彼をずっと見ていました。
だからいま、ものすごく嬉しいです。
私はこの受賞をまっすぐに喜んでいいし、だれ憚ること無く喜べるだけの時間を彼とのあいだに積み重ねてきた、それを誇りに思っていいんだ、と思います。


もうひとつ嬉しいこと。
劉さんが男優賞を受賞した映画祭の閉幕作品が、胡軍さん主演の『上海王』だったということ。

『上海王』という映画があって胡軍さんと余男さんが主演しているらしい、ということは2年前に知りました。しかし2年経っても一向に公開される兆しが無く、これはもうお蔵入りってやつなのかしらとほとんど絶望してめそめそしていたものでした。劉さん主演作がコンペに出された映画祭のクロージングに胡軍さん主演作を持ってくるという粋な企みが水面下でひたひたと進行していようなどとは知る由も無いわしでした。ここに及んで漸く海報と、スチルもいくつかでました。



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常力雄(胡軍さん)入浴海報の下半分あたりがなにやらびみょうにあやういことになっていやしまいかと、はらはらドキドキです。胸から腹にかけて施された刺青は龍と鳳凰ですね。なにかと穿ち甲斐のある意匠だ。どうもありがとうございますです。


そして本日夕刻には、ぬけぬけと微博でラブメッセージを交わしやがっていたおふたりでした。


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昨年のいま時分は『爸爸去哪儿』第三季まつり開幕シーズンで、6月16日には西双版納(シーサンパンナ)空港でおふたりのあいだに虹が架かったりなどしていたわけですが。



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アイスブレイクして一年経っても、つづいていく運命でした。
一年経てば一年ごとに、嬉しいことがあったりして。
そして手を振った君はなんか、大人になってしまうのねえ。
さようならずっと好きです。
明日は明日の風の中を飛んでください。
手を携えて。

| 23:38 | blanc et noir | comments(4) | - |
文京区でrendez-vous・閻孝国、一箇純潔的心。
2013年8月に文京区で。
2015年5月に港区で。

と、これまでも何度かランデヴーをしてまいりました『孫文の義士団』ですが、きたる11日土曜日に、ふたたび上映がございます。

第525回現代中国映画上映会(定期上映会)
『孫文の義士団』


●日時:2016年6月11日(土)18時35分開場/18時55分開映
●会場:文京シビックホール小ホール(文京シビックセンター2階)

※料金その他の詳細は、現代中国映画上映会様のページでご確認くださいませ。→


現代中国映画上映会さんで『孫文の義士団』が上映されるのは、私の知る限りでこたびが二度目です。前回はこちら
つまり上映リクエストがそれだけ多いと、いうことなのかしら。
しかしそんなにも胡軍さん出演作を上演してくださるのならば、たまには『藍宇』をチョイスしてくだすってもよさそうなものぢゃ無いかしら。
とか、ついつい恨みがましいことを考えておセンチメンタルになってしまいがちなきょうこのごろ。
いやいや上映してくださるだけでも有り難いと思わなければ罰があたりますね。
感謝の気持ちをぶつけるべく、閻ちゃんこと閻孝国先生をデコってみましたよ。



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もとになった画像を分けていただいてからこっち、いつかこいつをデコデコして差し上げようと虎視眈々でしたの。虎視眈々すぎてなんだかよくわからない、ちょっときもちのわるいかんじになってしまいましたが。閻ちゃんのまわりの銀色のつぶつぶはすべてシールです。スキャンするとあんまりキラキラ感がでないのは致し方ございませんね。お花と蝶々もシール。背景のもやもやは色鉛筆で描きました。ラブターゲット孫中山(張涵予)への(あるいはもしかしたらかつての師・陳少白[梁家輝]への?)まっすぐ捩れた燃ゆる乙女心を表現してみましたよ──とか抜かすとふざけんなばかやろうとか、叱られてしまいそうですけれどもね。閻孝国の一途さってどうも他人事とは思えなくって。
執着の対象はちがえど、あれって正しく自分そのものですしね。


なんてなことを思いながらいつもこの映画を観ています。
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ」とか申しますけれど、正しく馬に蹴られてお亡くなりになる方もいらっしゃいます。
その末期のふしぎさを目の当たりにして、わけもわからず小首をかしげる、サラサラエメロンヘアーの閻魔の閻ちゃん。
「可憐」とはほどとおい佇まい。しかしそのとき其処に顕現するのはまちがいなく一箇の乙女、そのものという気がするんです。


| 21:45 | Hu Jun(胡軍/フー・ジュン) | comments(8) | - |
一九八九六四二七。
毎年6月4日は、彼の国のSNS方面から、哀悼の意をあらわす蝋燭のアイコンが消えてなくなる日です。
それはもう、笑っちゃうぐらいきれいさっぱり、無かったことに。
しょうもないことをしやがんなという気がしますが、まあでも私の好きな俳優さんたちはそんな国に生まれそんな国で暮らしそんな国でお仕事をしている。「そんな国で生きていくこと」の大変さは私などにはちょっと、想像を絶するところがあります。日々彼の国のSNS方面を眺めていると、かわいいねこちゃんのお写真とか、おいしそうなスイーツのお写真とか、らぶーな明星さんのお写真とか動画なんかが膨大にタイムラインに流れてくるのでうっかり忘れてしまいそうになるのですがでも、その裏には、ぜったいに口にはできない「そんな国で生きていくこと」の大変さが、きっと膨大にこめられているのじゃないかと思うのです。


まあいいや。
暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけますよ。


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何度吹き消されても、何度だってあかりをつけますよ。
我们不能忘记那一天。
そして勿論、記憶に残るうちは、お終いじゃ無いんです。


| 11:56 | 藍迷。 | comments(6) | - |
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