蛇果─hebiichigo─

是我有病。

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歓迎光臨〜偶然相逢、理所当然。
まったくべつべつの経路から手に入れた品なのに、呼応するかの如くに同じ日に私の手許に届くという不思議が起きたのが昨日のことでした。
しかしそれはこと『藍宇』、あるいは胡軍と劉というふたりについて言えばもはや、「不思議」では無いのかも知れないです。
もはや「不思議」では片づけられぬような事件が、この春あたりから彼らのあいだに、立て続けに起きているもんですから。
矯めに矯めてきたぶんの反動も加味されたなにがしかの力が、どうもなんだかばかでかくなりつつあるのじゃあなかろうかという気も、けっこうまじめにしています。

とあるところで手に入れることができました。
いまから11年前。
2004年7月、『藍宇』が新宿武蔵野館で公開されたときのちらしです。



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画像そのものは知っていて、5年前のこの記事で使わせていただいたりしていますが、現物を前にしますと言葉なんか容易く失われます。
映画のちらしです。ただ一枚の、さして上質でも無い紙にすぎません。
ただ一枚の紙にすぎぬものがこんなにも美しいなんて。
こんなにも力があるだなんて、ねえ。

11年前にこのちらしを目に留めて、そしておもわず手にとったあなた。
あなたは、『藍宇』を観るために、劇場に足を運んだのでしょうか。
いまはどこでどうしているのでしょう。
どこのどなたかもわからぬ、きっと一生逢うことも無いまま死んでゆくあなたと私が、ただ一枚の紙にすぎぬこの儚さでつながる、ような気がする。
それこそが不思議。


もうひとつは6月あたまのこちらの記事で書きました、
『畫魂 導演關錦鵬 影記』
浦川とめさんが管理人をされていたファンページの「胡軍ニュース」2004年1月13日にあった、

「北京で開幕した図書見本市で、「画魂」の写真集が三角形という風変わりな版型で異彩を放つ。5千冊を印刷し、定価は1冊百元以上。
http://www.bjt.net.cn/news.asp?newsid=48851
(注:リンク切れ)


というやつ。
どうやらお取り寄せでまだ手に入るらしい、ということを教えていただきまして。
駄目元で発注してみてほとんど忘れてましたな体でいたところ、ひと月ちょっと経った昨日、届けていただいたという次第です。
6月の記事に転載させていただいたお写真を撮った方はどうも劉さんのファンみたいで、胡軍さんについては完全にスルーしてやがったけど、現物をみてみたら胡軍さん@藩贊化をとらえたショットのほうが寧ろ多いです以下列挙。


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送料込みで7389円という、クオリティから考えればかなりそれなりのお値段でしたし(定価は118元)、三角形という判型でたいへん扱いづらい書籍ではありますが、手に入れたいという方は東方書店さんの「本を探す」の検索ボックスに

画魂導演關錦鵬影記

と入れて検索なさってみてください。
2004年1月初版、限定5000部の書籍が、11年経った日本で入手できるという。
これもまた大いなる不思議。
| 22:45 | 藍迷。 | comments(8) | - |
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