九龍風水傳原聲音樂專輯。
2014.04.28 Monday
『藍宇』とも胡軍とも劉燁ともまったく関係は無いといえば無いのだが、
『藍宇』とか胡軍とか劉燁に、つまり「中華的なるもの」を愛するに至る道程上、絶対に無視できない。
何度か書いていますが、そういうもののひとつに『九龍風水傳/クーロンズ・ゲート』というゲームがあります。
1997年秋、とあるシミュレーションRGPゲーム絡みのお仕事をやらせてもらいました。それまでゲームなんかまったく興味無かったのですが、これもなにかのご縁なのでそのゲームをプレイしてみようかと、クリスマスにプレイステーションを購入しました。数ヵ月後、たまたま行き逢った古書市で、97年2月に発売された『九龍風水傳』の初回限定版を入手。青龍・白虎・朱雀・玄武の四神の図が盤面を飾るディスク4枚+100ページを超えるブックレットから成るボックスセットで、ご存じの方はご存じでしょうけれど、このブックレットがもう、とんでも無く超絶に素敵なのでした。プレイするより先にブックレットに殺られてしまいましたが、実際にプレイしてみたらブックレット以上に殺られてしまいました。
本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりして涙することはあっても、ゲームをプレイして泣くなんてまさかそんなことあるわきゃあ無い、とそのときまで思っていました。
エンディング迎えて暫し茫然自失し、次いでコントローラー握り締めて号泣する、などという事態がまさか自分に起きるなんて、そのときまで思ってもみませんでした。
1997年7月1日、イギリスから中華人民共和国へ、香港の主権委譲が行われました。
香港がある意味香港でなくなる、その数ヵ月前にリリースされた『九龍風水傳』では、まさにその返還直前の時代が舞台となっています。返還の4年まえに解体され消滅した筈の九龍城が突如陰界からたちあらわれます。その陰界の九龍城に潜入し、気脈の流れをととのえて、風水を正してゆくというのがプレイヤーに課せられたミッション。
現実の香港には足を踏み入れたことが無いくせに、いやだからこそか、『九龍風水傳』で描かれる「陰の香港」にこうまで囚われてしまうのかも知れません。
現実の香港に行ってみたいなあという気持ちは、『九龍風水傳』をくりかえしプレイすることで八割がた消えてしまったのかも知れません。
人を選ぶゲームですが、ゲームに選ばれたら最後、とことん病み呆けてしまう。
『藍宇』とも似ています。自分のほれるものなんて、たいがいそんなです。
そんなおそろしい(笑)ゲームのサウンドトラックコレクションが、ゲーム発売から17年を経たこの2014年になってまさかのリリースなんだそうです。
ゆめのようだ。
情報いただいて朝から泣きました。
九龍風水傳原聲音樂專輯
〜クーロンズ・ゲート オリジナルサウンドコレクション〜
(初回限定生産)
ここ数年は仕事が多忙をきわめていてゲームというものをほぼまったくしなくなってしまいました。
でもこのお知らせを聞いて、もういちど陰界の九龍城を彷徨ってみたくなっています。
迷路の如き胡同にたたずんで、龍さながらに荒びのたうち咆哮する気脈を感じてみたい。
いつかなにもかも終わってしまうし九龍城は消滅してしまうし誰も彼もいなくなってしまうしすべてをとことん失くしてしまう。
わかっていても、わかっているから、何度でもくりかえしたい。
既に此の世の客では無い、変わりはてた老朋友たちの棲むあのなつかしい一期の闇に、もういちど身を投げてみたい。
そんな思いを、いま、解き放ってやりたくなっています。
更新は絶えて久しくありませんが、『九龍風水傳』というゲームを僅かなりとも知ることができる公式サイトはこちらから→■
『藍宇』とか胡軍とか劉燁に、つまり「中華的なるもの」を愛するに至る道程上、絶対に無視できない。
何度か書いていますが、そういうもののひとつに『九龍風水傳/クーロンズ・ゲート』というゲームがあります。
1997年秋、とあるシミュレーションRGPゲーム絡みのお仕事をやらせてもらいました。それまでゲームなんかまったく興味無かったのですが、これもなにかのご縁なのでそのゲームをプレイしてみようかと、クリスマスにプレイステーションを購入しました。数ヵ月後、たまたま行き逢った古書市で、97年2月に発売された『九龍風水傳』の初回限定版を入手。青龍・白虎・朱雀・玄武の四神の図が盤面を飾るディスク4枚+100ページを超えるブックレットから成るボックスセットで、ご存じの方はご存じでしょうけれど、このブックレットがもう、とんでも無く超絶に素敵なのでした。プレイするより先にブックレットに殺られてしまいましたが、実際にプレイしてみたらブックレット以上に殺られてしまいました。
本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりして涙することはあっても、ゲームをプレイして泣くなんてまさかそんなことあるわきゃあ無い、とそのときまで思っていました。
エンディング迎えて暫し茫然自失し、次いでコントローラー握り締めて号泣する、などという事態がまさか自分に起きるなんて、そのときまで思ってもみませんでした。
1997年7月1日、イギリスから中華人民共和国へ、香港の主権委譲が行われました。
香港がある意味香港でなくなる、その数ヵ月前にリリースされた『九龍風水傳』では、まさにその返還直前の時代が舞台となっています。返還の4年まえに解体され消滅した筈の九龍城が突如陰界からたちあらわれます。その陰界の九龍城に潜入し、気脈の流れをととのえて、風水を正してゆくというのがプレイヤーに課せられたミッション。
現実の香港には足を踏み入れたことが無いくせに、いやだからこそか、『九龍風水傳』で描かれる「陰の香港」にこうまで囚われてしまうのかも知れません。
現実の香港に行ってみたいなあという気持ちは、『九龍風水傳』をくりかえしプレイすることで八割がた消えてしまったのかも知れません。
人を選ぶゲームですが、ゲームに選ばれたら最後、とことん病み呆けてしまう。
『藍宇』とも似ています。自分のほれるものなんて、たいがいそんなです。
そんなおそろしい(笑)ゲームのサウンドトラックコレクションが、ゲーム発売から17年を経たこの2014年になってまさかのリリースなんだそうです。
ゆめのようだ。
情報いただいて朝から泣きました。
九龍風水傳原聲音樂專輯
〜クーロンズ・ゲート オリジナルサウンドコレクション〜
(初回限定生産)
1997年にプレイステーション用に発売された伝説的アドベンチャーゲーム「クーロンズ・ゲート」のサウンドコレクションが、17年の時を経てついに登場! 「クーロンズ・ゲート」のカオスな世界を彩るオリジナルBGMを、CD3枚組の大ボリュームでパッケージ! さらに未使用曲や体験版にのみ収録された音源だけでなく、作曲者・島邦明による新作ボーカル曲も収録した、まさにパーフェクトな仕様。
ゲーム中で使用されたオリジナルBGMを、CD3枚の収録時間ギリギリまで詰め込んだ大ボリュームなサウンドコレクションとなりました。JPEGダンジョン、リアルタイムダンジョンでの使用曲の他、ムービーシーンのサウンドはもちろん(一部、SEなどが含まれるものもあります)、ボーナストラックとして体験版で使用された楽曲、ゲーム未使用曲を収録。また、今回のサウンドコレクション制作にあたり、作曲家・島邦明自身の手による「2014年の現在、もし『クーロンズ・ゲート』を作るなら」というコンセプトの書きおろしボーカル曲も収録されます!
(from密林さん)
ここ数年は仕事が多忙をきわめていてゲームというものをほぼまったくしなくなってしまいました。
でもこのお知らせを聞いて、もういちど陰界の九龍城を彷徨ってみたくなっています。
迷路の如き胡同にたたずんで、龍さながらに荒びのたうち咆哮する気脈を感じてみたい。
いつかなにもかも終わってしまうし九龍城は消滅してしまうし誰も彼もいなくなってしまうしすべてをとことん失くしてしまう。
わかっていても、わかっているから、何度でもくりかえしたい。
既に此の世の客では無い、変わりはてた老朋友たちの棲むあのなつかしい一期の闇に、もういちど身を投げてみたい。
そんな思いを、いま、解き放ってやりたくなっています。
更新は絶えて久しくありませんが、『九龍風水傳』というゲームを僅かなりとも知ることができる公式サイトはこちらから→■