蛇果─hebiichigo─

是我有病。

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なかのひと。
昨夜は劉燁さんが微博で、

猜猜防爆服里面的我是谁?




なんてつぶやいておられました。
これって新しいお仕事の現場でしょうか。
よくわかんないのですがとりいそぎ御下問にお答えしてみる。
そのごっついお洋服(お洋服じゃ無いが)の中にいるひとってこんなんじゃないかしら、むしろこんなんだったらええなあ嬉しいなあと煩悩願望妄想まとめて生成。
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| 22:48 | Liu Ye(劉/リウ・イエ) | comments(4) | - |
王的拾遺29・書肆的小宴。
本を読むのが仕事で(校正者なもので)、なおかつオールタイムくそ忙しいため、純粋に自分のお楽しみのための読書の時間というものがなかなかつくれません。
たとえば通勤という時間をそれに充てている方もおられると思いますが、在宅仕事なので通勤がありません。寝る前のおふとんのなか、もしくはお風呂に入ってるときに、努めて読むようにしています。

あったかいお風呂であったまりながらご本を読む。
極楽です。
風呂上がりにビールひっかけながら、そのまま読みつづけたりします。

他人様からお借りした本などはもちろん風呂には持ち込みませんが、自分で買った本ならば、お気に入りであればあるだけ風呂読みの頻度が高くなります。
司馬遼太郎の『項羽と劉邦』なんかおもしろすぎて、バスタブの湯が水になるまで読んでました。それをくりかえしていたためにカバーが湯気でふやけてぼろぼろになってしまい、新しい文庫本買い直したりしました。薔薇のかほりの入浴剤入れたピンクのお湯のなかで読んでるもんで、『項羽と劉邦』の記憶までもがほんのり薔薇いろにつつまれてしまうという、それっていかがなものでしょうかな事態にもなったり。


宮城谷昌光さんの本は昨年の春ぐらいから読みはじめました。
数巻にわたる長篇にはまだ手が出せなくて、中篇とか短篇ばっかり読んでます。
はじめて読んだのが、劉邦死後、呂后が牛耳る漢の後宮を舞台にした中篇『花の歳月』。
いたく感銘を受け、その次に『沈黙の王』を読み『夏姫春秋』を読みました。
すみずみまで神経のゆきとどいた、端正で美しい文章を書く方だなあと思いました。楚漢方面のお話もっと読みたいなあと著作をたどって、読んだのがこれ。

『長城のかげ』(文春文庫)



楚漢戦争とよばれた項羽と劉邦のたたかいは混乱をきわめ、臣下は主にそむき自らの利に奔ってなお不名誉とされなかった。貴族の血胤たる項羽にたいし平民出身の劉邦。しかし帝位は天が命ずるものである。本書は、覇をあらそうふたりの英傑のすがたを、友、臣、敵の眼に映ずるまま、詩情ゆたかに描いた名篇集。

●逃げる(季布)/●長城のかげ(廬綰)/●石径の果て(陸賈)/●風の消長(劉肥)/●満点の星(叔孫通) ※( )内は視点人物。


司馬遼太郎の筆になる劉邦は可憐で天然でかわゆい姫でしたが、宮城谷さんの劉邦はアダルツでした。あけすけにえろくて性悪なビッチです。庶子劉肥が愛憎なかばする視点で「父」をみつめた「風の消長」とか、同年同月同日に生まれた廬綰が「相愛」の劉邦への無器用な愛を吐露する表題作「長城のかげ」なんかがとくにそう。かかわる人間、男も女も漏れ無く誑し込んでます。王になる天命をもってうまれた人間と、彼にかかわり、命を落としたり置き去られたりする人間の顛末、そのせつなさが読後に残ります。
しかしそんなアダルツ劉邦を思いっきり劉燁さんイメージして読んじゃったもんで、ちょっとこまったことになったりもして。好色といわれた男だし、『王的盛宴』のなかにも夜のおたわむれ的場面だってあるんですけども(微博のフォロワーさんとこでいただきました足がなげえ!→)。
顧みてみれば劉燁さんだって映画のためなら脱いだり尻見せたり男相手にチュウしたりされたりチュウ以上のこともしたりされたりの役者人生じゃないかそればっかりじゃないけども、と気を取りなおしたりなんかして。

ともあれ『項羽と劉邦』とはまたちがう劉邦を読みたいなという向きにはたいへんおすすめかとおもいます。
そして1月10日に文庫初版が出たばかりのこちら。


『楚漢名臣列伝』(文春文庫)



秦の始皇帝の死後に勃興してきた楚の項羽と漢の劉邦。楚漢戦争という激動の内乱時代、覇を競う二人に仕え、戦う異才・俊才たちが、天下の流れを見極め己を賭ける。「劉邦は必ず害となります」項羽の軍師として、劉邦を殺すことを進言し続けた范増。劉邦の子のもと前漢の右丞相となった周勃ほか、名臣十人たちの知られざる姿。

楚漢の時代/張良/范増/陳余/章邯/蕭何/田横/夏侯嬰/曹参/陳平/周勃


昨日買いました。
「楚漢の時代」に、秦が定めた三十六郡の名称と、それらがかつて属していた国の名称がすべて列挙されていて、自分のようなビギナーにはたいへんわかりやすかったです。とりいそぎ「張良」を読んでみました。司馬さんの張良がたおやかな容姿の陰に勁烈な情熱を秘めたひとだったのとくらべ、宮城谷さんのは「秘めた」どころかあからさまに鼻っぱしらが強い。出逢ったばかりの劉邦が張良の美貌をひとめみて、

 のちに司馬遷は張良の容姿について、
 ──状貌、婦人好女の如し。
 と、述べた。このなよなよとした男が、とても戈矛をふるって楚王を助けるとはおもわれない。
「楚王は女より男を好むとはきかぬ。なんじは行ってもむだだ」

なんて揶揄するんだけど、舐めた真似してくれんなよおっさん的な啖呵切って劉邦の笑いを瞬時に凍りつかせたりする、そんな張良さんです。
秦への復讐心で凝り固まった血の気の多いはねっかえりが、流浪するなかで劉邦に出逢い、劉邦を識り、劉邦に心酔し、そして臣従していく。この短篇の張良がというよりも張良という人物のありようが、なんだか佳いなあと思えてきました。怜悧な頭脳と苛烈さと闇雲な情熱という、なかなか相容れないようなものをすんなり同居させ、なおかつまれにみる美貌の持ち主でもあるという。すごく魅力的かも。張良ファンが多いのもわかるかも。ほれたかもわし……。

これ読んだら次は斉の田横を描いた『香乱記』など、読んでみたい。


以下はご本の話じゃないけれど。
もうご存じの方もいらっしゃるかもしれません、『王的盛宴』のドキュメンタリーを扱ったプログラム。

《新电影传奇:王的盛宴逆袭》
(本編は3分15秒ぐらいのところから始まります。)

観たことある映像もあるし、はじめて観る映像もあります。ねたばれ要素がそれなりに強いので視聴にはご注意ください。わんこがこんなお顔も見せてます。





きゃわいいん。

| 14:05 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(8) | - |
王的拾遺28・nominated for 7TH ASIAN FILM AWARDS.
毎度のことですが仕事が洒落にならぬほどてんぱっており、これも教えていただくまで存じませんでした。
第7回アジアン・フィルム・アワードに、『王的盛宴』4部門(最佳男主角・最佳女配角・最佳撮影・最佳造型設計)でノミネートされたそうです。




(画像は、王的盛宴的微博より)


劉燁さん、最優秀主演男優賞ノミニーおめでとう!

作品賞、監督賞を逸したのが惜しいなあ──とかっつって私まだ作品そのものをまったく知らないんですけども。


前にも書きましたが『王的盛宴』は、「劉燁」という役者を知ってからはじめて、製作発表前段階から公開までを通して見守ってこれた作品です。
彼が劉邦にキャスティングされていることが公表され、過酷過ぎる撮影の様子を仄聞し、殺青(=クランクアップ)を迎え、紆余曲折あったのちにトロントに旅立ち、そして国内凱旋に伴う怒濤のプロモーションの嵐に身も心も翻弄され。
そうした経過のいちいちが、未経験ゆえ、たいそう新鮮で刺激的でした。
公開されたからには賞レースというものも始まるのだろうと、思ってはいたんだがちょっと油断してて。
あらためて、
「はい、ノミネートされましたよ」
と文書で確認させてもらうと感慨もひとしおでございます。


『藍宇』において史上最年少で台湾金馬奨影帝となったという劉燁の経歴はわかっちゃいるものの、2009年に『藍宇』に出逢った自分にとってはそれはすでに「伝説」という情報でしか無かったのも事実。
『藍宇』に出逢っていたとしても一度観て「なにこれつまんねえ」でスルーだったり、そうで無かったとしてももうちょっと早く『藍宇』と劉燁に飽きていたりしたら、いま感じているこの感覚に出逢うことも無かった。


映画賞ノミニーという事実そのものよりも、
「私」が「いま」「ここ」で感じているこのかんじ、
それこそが最大最強のハッピーだと思うのです。
ありがとございます。
だれにというわけじゃ無いんだけれど。
強いていえばいま私をここに導いてくれたなにかに。


つまり「私」に。



●すべてのノミニーズ詳細、ならびにまとめ動画なんかも観られます→7th Asian Film Awards公式サイト

| 21:53 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(10) | - |
最普通的生活。
雪でした。


雪だから、あなたのあとをなんとなくついていきたかったんだけど。
仕事で一歩たりとも家から出られぬままに、一日が終わってゆきました。
それでもこんな日に仕事ばかりじゃせつないから、


水に降る雪
白うは言はじ
消え消ゆるとも。

わが思いは水に降る雪よ。
あからさまにそれと打ち明けることはすまい。
たとえこの身が雪のようにはかなく消え果ててしまおうとも。


『閑吟集』のだいすきな唄なんか、口遊んでみたりして。
雪に言寄せて藍宇のこととか鬼狼のこととかかんがえてちょっとおセンチになったりもしまして。
夜になったら劉燁さんが『OURS』1月号封面降臨してました。瀟洒的。




(お写真は、OURS汽车时代的微博より)



所謂普通の生活がいちばん幸せ、みたいなことをおっしゃっている。
其实最幸福的就是所谓最普通的生活。
所謂普通じゃ無い人生を何度も何度も生きて、
夭折したり果敢無く消えたり殺されたり、
そういう異常なことが生業だからこそ普通がいちばんいいよと、いうことなのかも。
願いが叶うと良いけれど。
「役者」としての生を全うすることのむずかしさをつい先月も目の当たりにしたばかりだから、「役者」としての天稟をもって生まれたからには、走ってゆけるところまで、走っていってほしいな。


なんて思いながら寝に就く。
所謂普通の生活をくりかえして暮れた一日の終わりである。

| 00:57 | Liu Ye(劉/リウ・イエ) | comments(4) | - |
我也是iPhone客戸端。
スマート電話時代に激しく後れをとっていた私ですが、このたびようやくスマートな人生が始まりました。


PHS時代からドコモさんとお付き合いしてきて、iPhone出してくださるのかなあと思ってずーっと待っていたんですが、あちらにはその気はぜんぜん無いみたいだし。
そもそもiPhone以外のスマート電話の選択肢は自分には無かったので。林檎使いだし。あと劉燁さんもユーザーだし。なので残念ながらここでひとまずドコモさんとはさよならすることに。


買ったのはiPhone5の白ちゃんです。
名前はまだ無い。
操作に慣れない上にあまりに感度がよすぎるので(藍宇ぐらい?)、うっかり変なとこをとんとんしてしまってそのたびに想定外の事態になり、「うわあっ!」とか「どひゃあっ!」とか、あおざめています。おちついて茶でも飲めわたし。


しかしどうも、分不相応に死ぬほど便利ですわ。
Dropbox使えるし、微博にも投稿できるし。投稿できるつっても中文作文能力ほぼナッシングなのであんまし意味無いんですけどね。
Siriちゃんにも、いろいろとえらそうに命令してます。
これまたひとりでしゃべっててふと正気に返ると、いかにもばかみたいなんですけどね。
なによりもガラケーではちゃんと表示してもらえなかった拙ブログ記事中の劉燁さんのお名前の「燁(ye)」という字が、iPhone画面だと正しく表示されることがでかいです。
大好きな字が化けちゃってきちんと表示されていないのを見るたびに悲しくなっていたので。
(iPhoneじゃないと化けたままかもしれません。ごめんなさい)


誰が住んでいるかわからないおうちのドアをとりあえずノックしてみましょうか、みたいな段階ですが、よろよろと馴染んでいきたいと思います。





| 21:11 | 瑣屑。 | comments(4) | - |
王的拾遺27・生日的盛宴。
『王的盛宴』で、項羽の従弟・項庄を演じておられる聶遠(ニエ・ユエン)さん。
先日、聶遠さん迷の方からコメントで貴重なタレコミをいただきまして。
押っ取り刀で彼のブログに行ってみましたところ、1個前の記事のしおらしい反省とかそんなもん力尽きるようなかわいい事態が展開で、ちょっと腰が抜けました。


聶遠さん、じつは劉燁さんとタメの1978年生まれなのです。
しかもお誕生日が3月17日という、わしら(=軍火華推奨)にとっては忘れようったって忘れられない御方と一日違いのO型さんです。
どうやらこれは『王的盛宴』撮影中に迎えた、昨年の彼のお誕生日のひとこまらしいのですが。
劇中最大の山場・鴻門の会において剣舞とみせて劉邦を殺そうとする項庄さんと、死闘を繰り広げた当の劉邦さんが、いちごのケーキにろうそくを立てたり、おててをあわせて願いごとをしたり、シャンパンをのんだりしていましたよ→


上からふたつめのお写真の劉燁さんですが。
「鼻くそほじってんのかおい!?」
とおもいましたが、たぶんおひげがかゆかったんだね。
(とおもいましたがもう一度まじまじと見てみたら、どうやら口ひげ部分をぺりぺり剥がしているところみたいです。あとのお写真ではあごひげだけだから)
お腹がすいたよ早くケーキたべたいよおかあさん、みたいな心の声が聞こえるかんじにも、みえますね。
「イエたん孫悟空演じたら良いんじゃないの?」(ちょう意訳)とか、電視劇『西遊記』で玄奘三蔵を演じた御方の御墨付きもいただいてしまったり。そしてわしがいちばんすきなショットはこれじゃ。





乾杯直後のこの場を一瞬だけ支配した沈黙がうかがえて、じじい大集合とはまたちがうおもむきの居た堪れ無さというか可憐さが漲る一枚です。
いちおう祝いの席なんだが、仕事終わりにシャンパンのんだらおもわず今日一日の撮影のあれやこれやとか疲労とか反省とかもちょっと滲みだしてしまいましたみたいなかんじが、なんかしみじみと良いね。


ウサ三蔵さん、素敵記事のご紹介どうもありがとうございました!

| 12:39 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(8) | - |
王的拾遺26・Q的盛宴。
たしか昨年11月の終わりくらいでした。
だれか『王的盛宴』キャラのQ版(Q版=Q型造型。中国におけるちびキャラとかSD[スーパーデフォルメ]の呼び方)描いてくんないかなーとか、ここで漏らしていたのは。
いやいやぜったいどこかでだれかが描いてくれているにちがいないさと、そのあとも諦めずに探しておりましたところ。



捕獲ー。
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| 22:47 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(6) | - |
王的拾遺25・電影創作記録書。
昨年11月14日付の拾遺13で取り上げた『王的盛宴』オフィシャルブックですが。
告知を受けて鼻息荒く密林チャイナに発注したはよいものの、出庫したのが12月19日、それからおうちに届くまでさらに約2週間を要するというお話に、ちょっと目のまえがまっくらになりまして。
自分用クリスマスプレゼント的な気持ちでいたけど到底間に合うどころの話じゃ無く。
このぶんじゃ年内入手も無理そうだなあと思っていた12月31日、帰省するべく腰を上げたまさにそのタイミングで、恰も前日の相互ラブ関注に呼応したかの如く、「今年のうちに」配達されましたばんざいありがとう!!

ご本は、表1始まりと表4始まりの二部構成になっておりました。

表1始まりサイド




角色篇
【王者篇】覇王項羽/漢王劉邦/兵王韓信/『女王』呂雉/秦王子嬰
【美人篇】戚夫人/虞姫
【謀士篇】蕭何/張良/范増
【群雄篇】項庄/項伯/樊噲/曹無傷

器物篇
壹・服飾粧容 貳・餐飲礼儀 参・秦王宮 肆・酷刑 伍・兵器装備

角色篇は主要キャラクターのプロフ・経歴、演員さんがキャラについて語るインタヴュー、解説。
器物篇は衣装デザイン、小道具、背景、甲冑、武具などについて書かれています。
正子公也さんの『無極』デザイン画集に比べると資料の図版があまりにも少ないのが物足りないんですが、そもそも豪華本じゃないし(ゲームの攻略本みたいな体裁です)、ヴォリュームと判型と価格を考えればまあこんなものか。『無極』本ぐらいの豪華画集出してくれたってほいほい買っちゃうんだけどな。


表4始まりサイド




故事篇
《王的盛宴》楚漢傳奇

「《王的盛宴》衍生小説」と銘打たれています。ノベライズなのかなと思ったけど、そうじゃなくて別視点で鴻門の会を紐解くスピンオフみたいな小説のようです。


おまけのしおりは星に願いがつうじたのかめでたく本命の劉邦さんが、かわいらしく挟まっておりました。

先日教えていただいたのですがクイックチャイナさんでも売ってるそうです。
ぜんぜん知らなかった。毎度盆暗ですみません。これからご購入をお考えの向きは、こちらからお求めになったほうがだんぜんクイックかとおもわれます。




| 22:40 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(14) | - |
快楽的新年。
2010年は体調最悪だったり。
2011年はCDJ2011-2012@幕張で音楽聴いてのんだくれて深夜帰宅だったり。
そんな、ちょっと荒れ模様の大晦日をすごしてまいりましたが、2012年はびっくりするほど穏やかに暮れ、そして2013年がきました。


穏やかじゃ無かったといえば、大好きなバンド女王蜂が2月22日を以て無期限活動休止するというアナウンスがあったことでしょうか。
ひじょうに残念です。
ですが彼女たちのことですから、ふたたびあざやかな変容を遂げて還ってきてくれる筈。
暫定的ラストライヴのドレスコードは「白」。
私自身の数秘でもある「2」が連なるこの日に、「純白」を纏って集えというのです。






1989年1月1日朝の、ひとばんじゅういぢめられたあげくに変容し、しかしまだ覚醒していない藍宇。肉体的には彼は疾うにヴァージンでは無いが真に純潔であり純白であるものは穢れを経ずしては生まれないし、真に純潔であり純白であるものはそうでありつづけるために踏み躙られ穢れに塗れつづける。
陳捍東がしんそこ恋焦がれたあげくついに及ばなかったもの。
2013年もその謎に翻弄される愉悦から、逃れられそうにありません。


昨年12月30日の相互関注事件のときに中国の迷さんの微博を読んでいて知ったんですが。
劉燁さんのお名前、Yeという音をあらわす字を「火華」と表記するのは日本での苦肉の策かと思っていたら、あちらでも彼のことを「火华」とか、「火花」とか、表記しているんですね。

火花ちゃんか。
ぱちぱちしてるんだ。
なんかすげえかわいいね。

あと、「军烨党(junyedang)」なんて用語も、あるんですね。
読んで字の如くで、拙宅のように火の無いところに付け火をしてでも煙を立てたい向きの皆さんがそのように自称しておられるようです。军烨党的には先日の項王×沛公ゆびきり事件にはそうとう心が折れたみたいで、だからこそこたびの再関注の一件はめでたさもひとしおみたいです。
そういうひとらがやっぱりあっちにもいた、というのがなんか嬉しいです。


2012年は龍の年で、赤帝の子・劉邦が自分のなかでこれだけきたというのも、理にかなったことでした。
2013年は蛇の年で、「蛇」をその名に掲げたここにも、なにかしら変化があったりもするのでしょうか。
そんな年の最初の日の最初の夜は。
ちょっとえろーすなかんじで。





| 23:31 | 瑣屑。 | comments(12) | - |
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