蛇果─hebiichigo─

是我有病。

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in cantonese. ──『藍宇』其の拾五
「『藍宇』というアイテムをみるたびにぽっちりしたくてしたくてたまらなくなります」病はもちろんまったく治癒なんかしてなくて、性懲りも無く、またしても、まんまとぽっちりしてしまいました。
メイドインホンコンさん。本日届きました。





このひとまだ持ってなかったの。
これで我が家の『藍宇』は、

●日本版DVD
●日本版VHS
●台湾版DVD
●大陸版DVD
●香港版DVD

めでたく五人兄弟になりました。

香港版の菜単ページはこんなかんじ。









そして香港版には、日本版にも台湾版にも大陸版にも無かった「吹き替え」というものが付いていました。


母語以外の映画を観るとき、「最初っから吹き替え版」というセレクトはしません。
映画を体験するということは、役者さんひとりひとりが発する声をあじわうことでもあります。
「声も含めてまるごと役者の芸」だとおもっています。
とはいえ声優さんには声優さんの素晴らしい「芸」があることも勿論承知しています。もう、どれだけお世話になったか知れやしませんアニメっ子でしたから。だけども吹き替えの場合は声優さんの芸が素晴らしければ素晴らしいほど、そこにオリジナルの役者さんとは異なる一個のキャラが立ちあがってしまいます。そして、うっかりするとそれに馴れてしまったりもします。
するとなんだか、オリジナルの役者さんが発している「声」だけが、蔑ろにされ忘れられ消えていってしまう、ような気がしちゃう。


ところが中華圏の映像作品においてはそんなデリケートな気遣いなんざ歯牙にもかけられない。共通する普通話市場向けだろうがなんだろうが、声や滑舌に難ありの役者さんは血も涙も無くばりばりと吹き替えられてしまうものなのだ、ということがわかってまいりました。
たとえば『荊軻傳奇』なんか、
「あああああ劉燁さんのかわいらしいもごもご声が無駄に滑舌良いだけの声優ボイスに……うあああこれじゃ萌えねええええ……」
と、毎度くやし涙をうかべつつ鑑賞しています。『荊軻傳奇』は個人的にはたいへんおもしろいドラマですが、劉燁の声が吹き替えられたことだけは痛恨事といって良い。


『藍宇』の場合はもうぐずぐずに病んでいますので怖いもんは無いです。すすんで広東語の吹き替えで鑑賞してみました。
するとなんだか新鮮でした。
北京の冬の冷えきった空気を切り裂くちょっと尻っぱねなカントニーズ。捍東と藍宇がまるでちがうひとでした。
きゃー藍宇が「謝謝」じゃなくて「唔該」ゆっとるー!とか。ばかものなのでそれだけでテンションあがったりもするのでした。捍東出所おめでとうパーティー場面なんかただでさえ捍東ひとりで50人分の声量に相当ぐらいくそうるさいのに、広東語になるともうそのご宴会のご陽気なこと。到底北京の出来事ではございません。


捍東の声をアテてるひとは、もしかして『インファナル・アフェア 無間序曲』とか『カンフー・サイボーグ』なんかの吹き替えも担当しているかただろうか。声のかんじが胡軍さんにそっくりで、違和感がありません。
問題は藍宇担当のひとです。


藍宇のチャームというのはいろいろとありますが、とても重要なもののひとつが、決してうつくしいとかなめらかとはいえない劉燁のあの声。
低くて不明瞭で不安定なあの声と、表情や立ち居振る舞いの純情さや強靱さや儚さなんかが相俟って、藍宇に特異なお色気みたいなものが成立するんだと思ってます。
少なくとも自分にとってはもう、劉燁の声を抜きにしては、『藍宇』も藍宇も成立しないです。


劉燁の声はそんなふうにざらざらしていて引っかかりがいっぱいあって素通りできないんですが、藍宇担当の声優さんの声はそういうめんどくさいとこ全部すっとばして「恋をする男の子」の声、ただそれだけでした。さらりとシンプル、きれいでかわいくてひかえめで芯が強いかんじ。本来とてもわかりにくい藍宇という青年を、皆さまにもわかりやすく噛み砕いて表現してみましたどうですか的な。
たとえば『藍宇』を観るより先に『北京故事』を読んでいたとしたら、あそこに出てくる藍宇の声として自分がイメージしたのはこういう声だったかも知れません的な。

『藍宇』と『北京故事』はまったくの別物で、片方から感じ取ったものや得た知識を、もう片方を語るときに援用するべきではないとずっと思っていますが、声優さんの声をききながら、そういうことをあらためて考えてみたり。とはいえ単純に声萌えさせてくれるあたりはさすがプロフェッショナルのお仕事という気もしました。でまた決して劉燁に合ってないわけじゃない。「あ、声によってはある意味かわいさ倍増しでいいじゃーん」とか。ごめんねイエたん……。


でも、ラストらへんにある風呂場で捍東と藍宇が“你怎麼捨得我難過”をいっしょに歌う場面。
あすこの声優ふたりのお歌がとんでもなく音程ハズれていて、血の気がひいてしまいました。ユニゾンじゃなくてハモってんのかとおもったわ。悪意?





そうはいってもやっぱりこの場面のオリジナル音声のいろっぽさに勝てるものは無い、とぞ思ふ。
| 19:21 | 藍迷。 | comments(10) | - |
象山影視城。
前記事で書いた『王的盛宴』の新聞発布会ですが、会場になったのは「象山影視城」というところ。
武侠ドラマとかのおすきなかたにはお馴染みの、一度は訪れてみたい場所のようです。わたくしそっち方面はほとんど門外漢なので、象山ときいても、
「それどこのお山でつか?」
などと年齢不相応にあどけないお返事しかできませんでした。

しかしそんなこっちゃ恥ずかしいじゃないか立派な中高年がっ!

と反省しながら調べてみました。なるほどいわゆる京都の東映太秦映画村とか、つくばみらい市のワープステーション江戸的なところなんだね。場所は浙江省寧波市象山県。2003年着工、2005年開城、総工費1.2億元、総面積40万平米。公式サイトをざっと回ってみましたが、うっこれは! 中国モノにかぎらず時代劇全般がすきな向きには、避けては通れない系の場所。
(「視頻資料」のなかに陸川監督と劉燁のインタヴュー動画あります)

こちらは劉燁さんはじめ『王的盛宴』キャストの皆さんが「象山さん江」的なサインしてるとこ。


いちばん下にいらっしゃるのが、「秦王子嬰」を演ずる呂聿来(Lu Yulai)さん。
2007年日本公開の『孔雀─我が家の風景─』でデビューした1982年生まれ中央戯劇学院出身。
昨日コメント欄でお話をしていたんですが、先月あたりからなんだか心惹かれている『無聲風鈴(Soundless Wind Chime)』という香港映画に主演されている。

この映画の彼の、ピュアでけなげで透明感溢れる雰囲気がどこか藍宇をおもわせる、とか。
エンドロールに關錦鵬へのSpecial Thanksがクレジットされている、とか。
ネットで拾い読みしたそういった情報にもかなりずっきんずっきんしていたりします。





この作品は7月に第3回アジアンクィア映画祭でプレミア上映され、すでに香港版のDVDなんかも手に入ります。DVD買っても良いんだが、やっぱり最初は劇場で出逢ってみたい。
(それはつまり『藍宇』にはついに劇場で出逢うことがかなわなかったから、ということでもあるのですが。)


『王的盛宴』で呂聿来さん演ずる子嬰は滅びゆく秦の三代目であり最後の王。劉邦(劉燁)に降伏して一命を救われるものの、項羽(呉彦祖)によってあっさり殺されてしまいます。
やっぱり不憫フラグなひとにとことん弱いようだなわたし……。


【追記】
『藍宇』と『無聲風鈴』の比較考察みたいな? →
| 11:43 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(6) | - |
『王的盛宴』発布会。
8月も終わりの本日は、キネカ大森で『孫文の義士団』+『イップ・マン 葉問』といういかす兄貴2本立てまつりを堪能してまいりました。
帰宅してPC開いてみればこのニュース
(キャストの皆さんのお写真とか→






この映画の撮影が佳境であるところを敢えて撮休にして、わざわざ中野にいらしてくれた陸川監督だったのでした。
劉燁さんのお役についても最初は項羽といわれ、そのあと劉邦に決まったといわれ、さらにそのあとでもメディアによって劉邦だったり項羽だったりしてなんだこのカオスってかんじでイラッとしてましたが、劉邦だそうです。やっぱりおっさんでした。


そんな劉燁さんですが。
「監督が日本に行ってるあいだ、こっちはオレが守ります!(キリッ)」的なりりしい台詞を微博で吐いていましたが、監督が戻られて一気に気がゆるんだのか昨日あたりはお熱を出しちゃったんだって。お約束どおりすぎる顛末が毎度不憫でなりません。
| 19:57 | 王的盛宴。/項羽と劉邦 鴻門の会。 | comments(10) | - |
一期一会たり。──『南京!南京!』AUG.21@NAKANO ZERO
今日は、家にいる時間を長くすることをおすすめします。外にいる時間に、アクシデントが発生するかもしれません。たとえばけんかに巻き込まれたり、お財布を盗まれたり。


と、いうのがエキサイトの星占いによる昨日8月21日の乙女座の運勢でございました。
そんなこといわれても。
たとえそんな不吉な日だとしても、そぼ降る雨のなか、出掛けていかなきゃならん人生だったりもするわけでした。つまりこれを観るために







お財布を盗まれないようにしっかり握りしめ、けんかに巻き込まれないように周囲にすばやく目を配りながら、会場であるなかのZEROに向かいました。
そういえば何年かまえに同じ小ホールで瀧川鯉昇師匠の独演会を観たんだったわ。立川志の輔師匠がサプライズゲストで、死ぬほどおもしろかった。鯉昇師匠と志の輔師匠を聴いた場所で劉燁さんのこの映画を観ることになるなんて、あのころは思ってもみなかったなあ。人生いろいろだなあ。などと回顧モードにひたりつつカエルさんといっしょに並んでいたらロビーに陸川(ルー・チュアン)監督が出てらして。
うわーいナマるーちゃん!! しかも至近!! と、今日が不吉な日であることなど即座に忘却し果てる。

陸川監督、お顔の印象だと小柄なかたというかんじですが、近くで見れば軽く180センチメートル超の堂々たる体躯。中国人やっぱりでけえ。そしてたぶん劉燁さんはもっとでかいのですね。などとうっとりモードにひたってるうちにみつむしさんも到着。主催者側の仕切りの悪さにじゃっかん苛立ったものの、早めに並んだ甲斐あって前から3列め、ほぼセンターのお席をキープしました。


映画についてはもう、「観てください」としか。
ご自身で実際に体感してみてください、としか申し上げようが無いです。
終映後のトークショーで監督は、
「この映画の終着地は日本だと思っています」
と語っていました。
2年前に日本公開が決まったというニュースが流れ、しかしそれが済し崩しに立ち消えたっぽいかんじで現在に至ります。だから今回の上映会は、監督が熱望する日本公開への大きな一歩といっていいのかも知れません。そうなれば良いと思います。そうなれば良いと思ういっぽうで、私はこの映画を「どうしても日本公開すべき作品である」と熱く断言してしまうことに、些かのためらいをおぼえます。
誤解、偏見、誹謗、不寛容。この作品がそういうものに曝されがちなのはいまにはじまったことではないし、そういうものに屈してしまうほど惰弱な物語ではないと思うし、なによりこのフィルムのなかに佇む壮絶に美しい劉燁を、ひとりでも多くのひとの脳裡に刻みつけてやりたい、という欲望がある。
それでもなんというか、この作品に対して無闇にファナティックになることを、禁忌のように感じてしまいます。
映画そのもの、作品そのもの、物語そのものに、ひんやりとした手で押しとどめられているような気すらします。
なんだろうこのかんじ。


本作は多くのハリウッド映画がそうであるような、勇敢な兵士の活躍を描いた物ではありません。登場する全ての人物、男性と女性、市民と兵士、そして日本人と中国人が、張りつめて目をそらしたくなるような恐怖感を抱いています。最近のインタビューで、陸川監督は次のように語っています。「今を生きる私たち一人一人が、毎日を、必死に、ひたむきに生きています。このことはついつい忘れられてしまいがちなことですが、南京事件の被害者の一人一人も、必死に、ひたむきに生きていました。このことを私は観客に伝えたいと思っています。」



作品の基調になっているのはここに書かれているように「恐怖」です。それはもう胸苦しいほどの。
フィクションとはいえ、フィクションだからこそ、暗い劇場の客席に縛りつけられてそんな酸鼻を目撃させられる経験は、どなたにもまんべんなくおすすめできるものではありません。
「毎日を、必死に、ひたむきに生きて」、ひとことも発せずに死んでいったひとびとの声にならない声というものが、恐らくはいまこの国には、この映画などはるかに凌駕する勢いで充ち満ちている。それを感じながらフィクションのなかのこの酸鼻を(ある意味ひややかに)眺めていられる自分の「いま」。


私はやはりどこかで慙愧しているのかも知れない。


そんなふうに、思いもよらないところに、思いもよらない響き方をする映画ではあります。
そういう映画だからこそ、向き合うも向き合わないも自由だ。
「日本人ならばこの作品を観るべき!」などとは、私はおそろしくて、とてものこと、いえない。


とはいえこの映画の劉燁さんについてはいくらどれだけ言葉で荘厳してもし足りません。
慙愧しつつも止め処も無く溺れました。
映画館という場ではないにせよ、劇場の大きなスクリーンで「この劉燁」を目撃するのは、やはり圧倒的な幸福でした。なんかもう負ける気がしません。恐怖と酸鼻と死に彩られた景色にあっても、美しいものは美しいというただそれだけで絶対に正しくとことん誠実なのだということが、あらためて、骨の髄まで沁みました。自分という人間が慙愧まみれでそれでも生きていく上で、そのよすがとなるようななにかを、この映画の劉燁は、寸分の狂いも無く体現しています。


台詞らしい台詞も無いままに逝ったあの若い中国人兵士を美しいと感じてくださるかたが、昨日の会場にひとりでもいらしたなら。
演じた俳優はいったいなにものなのだろう、と思ってくださったなら。
できうればほかの作品の彼もみてみたい、とまで、思ってくださったなら。






極東の極北のいち劉燁迷としては無上の喜びであります。


美麗的尸体・番外──陸剣雄。
劉火華的ネ申7。




【追記】
●电影网に上映会の模様が取り上げられました。→
1枚目のお写真の、向かって左のめがねの殿方が陸川監督です。わたくしこのときカメラマンさん側で見てて、写メしようかどうしようか迷っておりました。しときゃ良かった……。
そして2ページ目下の会場風景写真に自分が写っとった件!!! あわわわわ……

●監督も、ご自身の微博でいろいろとつぶやいておられます。→
| 12:55 | 電影感想文。 | comments(6) | trackbacks(0) |
jolie poupée。
『不再讓你孤單』という映画を観ていてなににいちばん正気うしなったかといえば、だいすきな劉燁さんとだいすきなブライスちゃんの


まさかの共演。




ショックハァァァツ。


ブラ子ナメの劉燁(半裸)。
そんなすばらしいものは世界広しといえどこのあたしの脳内腐野にしか存在しないと思っていました。
劉偉強さんいっそおともだちになりませんか?


このブラ子はヒロイン佩如(舒淇)の持ちものという設定。
去ってしまった佩如の形代でもあるかのように、方鎮東(劉燁)が持ち帰って、そっと愛でていたりなんかするんです。





ブラ子をミトンに入れてあげるなんて発想、筋金入りの乙女でも無い限り到底思いつかなくってよ方鎮東。



「人形」というものがとりたててすきなわけでもないのですが、仏像とブライスにはなぜだかめちゃくちゃ惹かれます。(どっちも「ぶ」で始まるのは偶然だとおもいます)
といってもマニアでもなけりゃヲタでもないので、コレクションとかカスタムには縁遠くて、ただただ「かわええのお……」「きれえだのお……」と垂涎してるだけ。
でも、あのー、藍宇ブライスとか鬼狼ブライスとかちょっとつくってみたいな、と思ってたりなんかもしなくもないです。いちばんカスタムしてみたいのはこの旗袍っ娘ですが。






ラズベリーソルベちゃんとかをベースにすればわりかしいけそうな気がするの。100均のつけまでまつげ増量して。でもわたし針がもてないので旗袍縫えないんです。どなたかご助力いただけませんでしょうか。



どさくさまぎれにうちのブラ子も公開。




2001年発売のネオブライス、シルバーブロンドの「ハリウッド」ちゃん。
ストロベリーミルフィーユ(ってバラの名前だけど同じ名のブライスちゃんもいます)背負わせてみましたウフ。
| 02:54 | 瑣屑。 | comments(6) | - |
アウガスト。
皆さま御機嫌いかがですか。
御機嫌いかがもクソも、秋が立ったとは到底おもえぬ狂ったご陽気でございますが。
わたし去年もそんなこと言っとったが。


せめてもの、御見舞い代わりで御座います。


マイミクさんにいまさっき教えていただいて。仕事なんか即座に放棄してたてつづけに5回みました。
「中国」とも『藍宇』とも関係が無いんだけれど、これどうしても本宅じゃなくこっちに貼りたくなっちゃって。
自分が信じる「綺麗」とか「美しい」とか、つまり自分の病の根っこにはこういうものは頑としてあって、という意味では「中国」とか『藍宇』とも一脈通じあってるもんだからやっぱりこっちに貼っとこうと思いました。
そんな能書きどうだって良いわとりいそぎご覧あそばして。



デ ス コ


アヴちゃんかわいいなあ天使だなあ。
『Bunched Birth』〜『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE/夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー』〜『未公開のエクスペリエンス・ムービー/EXPERIENCE MOVIE』〜『jaguar hard pain』までの吉井和哉さん(=THE YELLOW MONKEY)が彷彿してこまっちゃうナ。
過去はいつも新しい。そして未来は常に懐かしい。
真理だなあ。
めそめそしながらうしろむきで歩くわ。新しい過去に逢うために。




【追記】
本宅にも女王蜂のこと書いてみましたのでよろしければ。→
| 16:59 | 瑣屑。 | comments(8) | - |
性的なおにいさんはすきですかイン大森2011サマー。
みなさまどうもこんにちは。
RIJF2011最終日からスーパーひたちで帰還いたしました。
炎天下をふらふら歩きまわるうち、

「もしも捍東と藍宇がRIJF参戦だったら」

とかゆうくそしょうもない妄想に唐突に襲われて、すっかりベクトル違いの愉しさをあじわってしまいました。
ペース配分しつつすべてのステージをまんべんなく回り、お目当てのアクト(Perfume・木村カエラ・ねごと)はフロントエリア最前ブロックできっちり押さえる藍宇。朝っぱらからみなと屋でのんだくれ→若い子巻き込んで大宴会→DJブースのサウンドも掻き消すやかましさでスタッフから「お客様ちょっとお静かに」と注意される捍東。ほんとしょうもない……。


と、浮かれぽんちになってたせいでタイムテーブル出てるのにいまさっき気づきました。盆暗でごめんなさい。


8月20日(土)〜8月26日(金)
『イップ・マン 葉問』+『孫文の義士団』
2本立て上映@キネカ大森


●『イップ・マン 葉問』
11:25〜13:20/16:05〜18:00

●『孫文の義士団』(R15+)
13:30〜15:51/18:10〜20:31





上映期間1週間あるんで余裕ぶっこいてたらみるみるお仕事が詰まってきてしまい、22日(月)もしくは23日(火)しか行けないかんじになってきましたが。
万障繰り合わせてイップ師匠+えんちゃんにダブルでお逢いしたいものでございます。
| 12:19 | 電影瑣聞。 | comments(6) | - |
あれから何年経ったんだ?
と指を折ってみれば。
本日で2年も経ったのだそうです。胡軍さんがヘリで東京降臨されたあの日から。
早いもんだわねえ。


私は、あいもかわらずにこんなんです。
厳密にいえば「あいもかわらず」でもないのですが、毎日それなりにグッドなのかバッドなのかよくわからずに過ごしております。
そして時間が経てば経つほどに、この2年のあいだに胡軍さんのことや胡軍さんの出演なさった作品を知れば知るほどに、

「あのとき自分は、ほんとうにほんものの“胡軍”に逢ったのだろうか?」

と、なんだか心許ない思いに囚われています。
いまお逢いしたらばきっともっと実感できると思うんだけど、先に「リアル」を体感しちゃうと記憶は逆にどんどん「リアル」から遠離っていくみたい。


2009年8月3日はアークヒルズでナマ胡軍さん→Zepp Tokyoで吉井和哉さんライヴというおそろしい盆と正月状態で、帰ってきても興奮しちゃってなかなか寝付けず、当時まだこの妾宅は存在しなかったので本宅に殴り書いたレポ→


この来日の折にさまざまなメディアの取材を受けられた胡軍さん。
CUT10月号に掲載されたこのお写真、さすがおしゃれ映画誌(笑)CUTだけあっていちばん渋くってかっこいいように思う。







「それぞれの場面での趙雲の気持ちになりきって演じ分けていました。彼は、君主や兄弟、友人に対してとても純粋な気持ちをもっていて、ああやって一生懸命自分を捧げようとしているところがすばらしいと思いますし、尊敬しています。」

「(『三国志演義』の趙雲は)シルバーの鎧や兜を着た眉目秀麗な美丈夫で、白馬に乗って戦うというイメージが強かったんです。だから、衣装合わせをしたときは、衣装が地味でちょっとびっくりしました。」

「自分はドラマのほうが得意で、アクション専門の俳優ではないので(笑)、(アクション映画のオファーは)お断りしていますが、ストーリーや脚本が面白く、かつ自分がこなせるアクションであれば、いつか再び挑戦してもいいと思っています。」

「この作品(=『レッドクリフ』)が自分の役者人生の中で節目になった作品だとか、代表作になったかというと、必ずしも僕はそうは思っていません。監督に与えられた役目を十分に果たし、ほっとしている、というのが正直な今の心境です。」


以上、インタヴューよりこそこそと抜き書き。


| 15:39 | Hu Jun(胡軍/フー・ジュン) | comments(4) | - |
灼熱の兄貴イン大森フェスティバル2011。
みなさまどうもこんばんは。
恐怖の経口腸管洗浄剤ムーベン地獄で心が半分折れながらも大腸内視鏡検査無事クリア→今週日曜日にはRIJF2011参戦→雅-MIYAVI-でスタートしてマリーズで締める予定わーいわーい→とか浮かれてたらJTBバスツアー代金のお支払いをころりとわすれてたぶんキャンセル扱いになっとることについさっき気づいたばかものが通りますよ……。


そんな浮かれぽんちな夏フェスシーズン。
魅惑のツートップ兄貴ズ方面でもステキなまつりが敢行されるそうですよ。
3.11というものを挟んで上半期の私をアツくしてくれた2本まとめてお名残上映という粋なはからいに漢泣き。キネカ大森さんありがとうありがとう。


8月20日(土)〜8月26日(金)
『イップ・マン 葉問』+『孫文の義士団』
2本立て上映@キネカ大森






昨年のいまじぶんは、「イッキミ2010『レッドクリフ』NIGHT」に参戦して、ぼうぼうしたりめそめそしたり、内省的になったり初心に返ったり、誓いを新たにしたり誓いを新たにしながらどさくさまぎれに『藍宇』を観たりしていたんだっけ……。
RIJFもフジもエゾもサマソニもアラバキもロックロックこんにちは!もどうせ夏フェスなんかひとっつも行けやしないわよばかやろうと自暴自棄なそこの奥さんも、お盆が過ぎたら大森へ去啊!
それにしたって下の段のひとがえらいかわいらしい!!
| 02:31 | 電影瑣聞。 | comments(4) | - |
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