蛇果─hebiichigo─

是我有病。

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是我有病。
実家にいます。


半年ぶりに帰りました。半年ぶりなくせに大晦日の家族団欒からはとっとと脱落し(だってテレビが死ぬほどつまんねえ)、自室にひきこもって『藍宇』を観てました。
有病の年、2009年終尾の『藍宇』。観終わりました。


観るときの気持ちの状態によって、毎度泣くところが微妙に違ったりします。今夜は乾いた眸でわりかし淡々と観てきて、しかし、最後の最後になってやっぱりだめでした。陳捍東が車を走らせるラストシーン。『藍宇』屈指の美しい場面だと思います。
とめどなく流れ過ぎてゆく時間と記憶。その向こうに、死んでしまった男の子の気配だけがひっそりと漂っているような。
いまにも途切れそうにかぼそい気配をさがしもとめ、手繰り寄せようとするかのような、「生」に取り残された男の視線。



ああ。しみじみと良い映画だねえ。
と思ったらまた泣けました。



あ。
いま、山のお寺で鐘が鳴りはじめました。
百と八つの煩悩の数。それではまだまだ、足りないくらいに。2010年も、きっとたぶん、何度でも、私は『藍宇』というものに出逢いなおすでしょう。そしてそのたびに、いろんなことを考えるんでしょう。
稀有な縁と、有形無形、さまざまなかたちにそれを育めた有病の年の幸運に、感謝します。




そしてもちろん最大の感謝はあなたたちに。







ありがとう。
| 23:53 | 藍迷。 | comments(3) | - |
favorites 2009
こんなとこまでつくっといていまさらですが、2009年最大の収穫は、「劉燁(Liu Ye)」という役者を知ったことでした。
「劉燁の映像を観ずに暮れる日は無い」
というのは、誇張でもなんでも無く事実です。


『藍宇』
『山の郵便配達』
『小さな中国のお針子』
『天上の恋人』
『パープル・バタフライ』
『恋の風景』
『PROMISE 無極』
『王妃の紋章』
『姐御〜ANEGO〜』
『私の中に誰かがいる』
『ブラッド・ブラザーズ─天堂口─』
『ジャスミンの花開く』
『硬漢』
『米尼』
『美人草』
『コネクテッド』
『建国大業』

『画魂 愛の旅路』
『始皇帝暗殺 荊軻(荊軻傳奇)』


我ながらよく観たもんです。そんだけの時間と金とエネルギーがあるんだったら他の映画もうちょっと観りゃあ良いのに、と笑われそうな時間と金とエネルギーをすべてこのひとひとりに費やしてしまいました。いろいろな映画をまんべんなく鑑賞して愉しむ「映画ファン」では自分はもとよりなく、

偶さか、『藍宇』をすきになってしまった。
そうしたら、偶さか『藍宇』が「映画」という表現をとっていた。

というのが感覚としてはもっとも近いです。
そしてこうしたドラスティックな振れ方こそが、自分には自然といえば自然なのでしょう。本能に素直に沿って、微塵も悔いの残らない7ヵ月でした。愉しかったです。このうえ無く。


ほんではそんな有病の年を寿いで、キャラクターの偏愛ヘヴィロテ順に、ベスト5の回顧などしてみますか。



 No.1 Lan Yu from LAN YU

『藍宇』を何度観ましたとか、最早勘定すんのも馬鹿らしいです。ほんとうにおそろしい、底の知れない映画です、ええ。そして、そのおそろしく底の知れない映画最大の魔であり謎であるタイトルロール。凡才が撮って凡才が演りゃあBL臭いおセンチな凡作で終わるような話がここまで異常な作品に昇華したのは、藍宇がこのひとだったゆえだと、病んじゃったついでに言ってしまいます。こういう破格の役に20代初めで出逢って、それをここまで完璧に演じてしまったことは、もしかすると劉燁という役者にとっては不幸といえるのかも、とすら。才能というものを備えた役者は、しかしそのくらいの呪いで縛られたほうがむしろ美しいのかも知れない、とも。



 No.2 Guilang from PROMISE

『PROMISE』は一部でトンデモ映画呼ばわりされていたりもするため、ああトンデモなのねと思って鑑賞したところ、トンデモどころかうっかり感動などしてしまう始末でした。劉燁のチャームのひとつである「不憫」のわかりやすい結晶化という気がしました、鬼狼というこのキャラクターは。綺麗で穢くて、愚かで哀れで。惚れた相手のためなら命投げ出すくらい一途で。上下のひとと同一人物とは俄に信じがたいグラマラスなビジュアルは、さすが身長185センチメートルだけに人間離れした美しさで。それも込みでなんかもう自分、恥ずかしいくらいこのひとがすきでこまります……。



 No.3 Xiaolie from THE FLOATING LANDSCAPE

藍宇をもうすこし幸せなかたちで生き直させてあげたいという意思が、プロデューサーを務めた關錦鵬監督にはあったのかも、と思いました。小烈という役に劉燁を推したのも監督だそうですし、あからさまでは無いにせよ、どこか藍宇的な匂いのする子です。やっぱりチェックのシャツ着せられちゃってるし。郵便配達員の制服、緑だし(笑)。藍宇よりはポップでかわいらしく、藍宇ほど性的でなく。痛いような熱っぽいようなまなざしひとつでじれったく「恋」を語らせりゃ劉燁、無敵。



 No.4 Wang Jiakuan from SKY LOVERS

いろんなことでヘヴィーになるたんびに『天上の恋人』再生して、このあどけない笑顔眺めてふにゃふにゃになっていました。辺境で純粋培養で不憫で、しかも衒いも無くのびのびと性的ってあたりがほんとたまんないす。自分でバリカン持って自分の頭を坊主に刈るとこの表情なんて色っぽすぎていっそ卑怯。惚れた女の子にプロポーズしようと一生懸命歌を歌って、でもつれなくされて気落ちしてふっと歌いやめる瞬間の声のかすれ方とか、邪気がまるで無さげでいて笑顔が仄かに狡猾だったりするとことか、なんともいえず佳い風情です。



 No.5 Kidnapper from CONNECTED

姫だのマドモアゼルだの呼びたい放題呼んですいません。だって役名「誘拐犯」てあんまりじゃないですか。そしてそんな誘拐犯さんが記念すべき「劇場で逢うはぢめての劉燁」というのもどういう宿命だろうかわたし。陳木勝監督によれば「(劉燁は)専攻は喜劇だったから、本当は映画でもコメディを演りたいらしい」んだそうです。「純朴で健気な田舎の男の子」という固定イメージ、なにかと不憫でかあいそうな役ばっかりの劉燁を「笑える」という発見はメカラウロコでした。とはいえ死に顔の綺麗さはさすがであらしゃいました、姫。


(以下、番外)

 EXTRA 1 Jingke from ASSASINATOR JINGKE

物語のラストまで生き残れない役が多い劉燁さんですが、このドラマにおいては「生き残れない」が歴然としているところを、敢えてその無惨な死の在りようをまったく映像にしないという手法をとって、「荊軻/慶」という平凡かつ非凡な青年の悲劇を際立たせ、そこにまた演者劉燁の個性がみごとにはまるという相乗効果を生んでいます。最終回を観終わって、号泣しながらもう一度、第一話に戻ってみて更に愕然とする。その繰り返しがやみつきになる。初見のときはさして秀逸なドラマでも無いと思ったのですが、やはりこれも、『藍宇』から始まった病の一環であることに間違いは無いのでした。



 EXTRA 2 Laosan from THE UNDERDOG KNIGHT

某動画共有サイトで夏に一度観たきりなので「ヘヴィロテ」というのにはあてはまらないんだが、一度観たきりなのにどうにもわすれられません。老三というこのキャラクターは、たとえば藍宇あたりのどこか少女めいた儚げな風情からはとんでもなく飛距離のあるゴリマッチョなので、みためだけで敬遠されてしまいがちなのかも知れません。しかしこの翼無き天使っぷり、破滅的な一途さ、そして純化されたイノセントの傷ましさというものは、紛れも無く藍宇直系の系譜です。「マッチョ」といううわべの記号なんざ姥皮みたいなもんなのだ。秋口に香港のリウさんに「DVD送ってよ」とお願いしたらなんかいきなりトラブっちまって、2009年も詰まりに詰まった本日になって漸く「お船に乗せたよ」とのお知らせが。リウさんありがと。2010年姫始め、もとい劉燁始めは、『硬漢』て次第になりそうです。
| 21:58 | Liu Ye(劉/リウ・イエ) | comments(4) | - |
まだ生きているの、って君に言われたい。──『藍宇』其の七
藍宇:這幾天、你的煙抽得特別兇。
捍東:沒事。算命的都説我命挺硬的。




12月23日。
父親と同じく26歳で死ぬと予言されそしてどうみても長生きなどしそうに無かったが、結局43になるいまも生きてロックスターをやっている男のライヴを大阪で観た。「死にたい死にたい死にたい死にたい」と、駄々をこねるような訳詞でビートルズの“ヤー・ブルース”をカヴァーしていた。死にたいというのは死にたくないの裏返しなのかも知れないし、まあでもあんたもう早々死にゃあしないわ、と聴きながら思った。





12月24日。
そしたら彼より14歳も若いミュージシャンが早々に天に召されてしまった。フジファブリックの志村正彦。1980年生まれ。29歳。


この春に刊行された日記本のあとがきで

「もっと強く生きます。一生は一度しかないんだから楽しみます。」

と書いたその7ヵ月後に。彼の日記本が出た時期と、私が藍宇という男の子を知った時期はほぼ同じで、その7ヵ月後に、藍宇の享年とほぼ同じだけ生きた彼を送るというなりゆきに、どうやら動揺しているらしいよ。志村くん。7ヵ月、せめて楽しんで過ごしたろうか。昨夜別のライヴで逢った20代の女の子は、
「志村が逝くとは思っていなかった。完全にノーマークでした」
と、呆然とした体で呟いた。


別の友人は志村くんについて、

「あの人の顔って凝視できなかった。フィルターがなんにもかかってない感じ、顔の上に角質とか、もしかしたら皮膚さえも乗ってないような、あの剥きだしの感じが怖かったんだと思う。」

と言う。そう、日記本337ページの写真の志村くんがちょうどそんな顔なんだ。顔立ちはまったく違うんだが、訃報を知った夜にその写真を眺めてみて、どっか藍宇みたいだと思った。不遜に響いたとしたらほんとうにごめんなさい。結局藍宇というのは陳捍東にとって「青春」の象徴、その青春の喪失の象徴なんだなあと思います、とかいうお話を、先日したばかりだった。私が藍宇という子に感じつづける薄らとしたこわさ。件の友人の言葉はおそろしいほど的確に言いあててくれた。かつて私もきっとそんな顔をしていたのだろう。でももうわすれてしまった。そんな顔はもう。



内装が未完成のまま終わってしまった「北欧」で、「最近煙草吸いすぎ」と藍宇が気遣えば、「算命じゃ長生きだから平気さ」と捍東が返す。
藍宇が捍東に先立つということがここでもう、痛いほどきっぱりと決められている。
最愛の恋人に置き去りにされた男が、算命の告げるままに、そのあとも長いこと、独りで生きていく運命にあるのだという残酷も、また。



夭折に憧れたことはたしかにあって、けれどもいま死んだところですでに夭折からははるかに遠い。それでも抜き難くある不届きな憧憬を、たぶん藍宇に投影している。厳寒の死体置き場で白布の下からあらわれる死に顔、朱夏を諦めて彼岸に去った男の子の剥きだしの顔が、青春はきっと終わるのだということを微塵の容赦も無く告げる。私の(そしてたぶん陳捍東の)憧憬も悔恨も懺悔も、なにもかも易々と行き場を失って、だからもう残された身は、空を見るしか方途が無い。空を見て、生きていかざるを得ない。




彼が、わたしが、まだ此処で生きている理由。


それはいつだって、
死んでしまった男の子だけが知っている。











Yer Blues



Yes, I'm lonely, wanna die
Yes, I'm lonely, wanna die
If I ain't dead already, ooh girl, you know the reason why

In the morning, wanna die
In the evening, wanna die
If I ain't dead already, ooh girl, you know the reason why

My mother was of the sky
My father was of the earth
But I am of the universe
And you know what it's worth
I'm lonely wanna die
If I ain't dead already, ooh girl, you know the reason why

The eagle picks my eye
The worm he licks my bone
I feel so suicidal
Just like Dylan's Mr. Jones
Lonely, wanna die
If I ain't dead already, ooh girl, you know the reason why

Black cloud crossed my mind
Blue mist round my soul
Feel so suicidal
Even hate my rock and roll
Wanna die, yeah, wanna die
If I ain't dead already, ooh girl, you know the reason why


(Lennon-McCartney)
| 01:26 | 藍迷。 | comments(0) | - |
blanc et noir・deuxieme
三度目の共演マジネタかどうかわかんないですけど。
ともあれめでたい気分なのでまた並べて見たくなりました。

毎度しつこくカプって関係各位にはほんとにどうもすみません。でもやっぱりお似合いだとおもいます。この際父子だろうがなんだろうが。いやむしろウェルカム。







| 11:24 | blanc et noir | comments(3) | - |
情人変父子。
ちょっと前に、
「兄貴+劉燁、三度目の共演は無いのかなあ……」
とぶつぶつ言ってたのが、どうやら天使さまのお耳に入っていたらしいです。
吉井ちゃん城ホールから帰宅したら、とんだクリスマスプレゼントをいただいてしまいました。


三度目の共演だそうだ。まじで?


日本胡軍影友會様、重ね重ねすんばらしいニュースをほんとうにほんとうにありがとうございます!!!



海底版『スター・ウォーズ』なんですって。タイトルは『人魚帝国』
嵐のなか、難破船から助けだした王子様(胡軍)に恋をしちゃった人魚姫(劉燁)が、あのかわいらしくモゴった声をなくすのとひきかえに足をもらって地上に行くんだけど王子様には既に婚約者がいて、人魚姫は泡になってはかなく消えちゃうっていうかなしいかなしいお話なのねぐっすん……と早くも涙ぐみながらよく読んでみたらもちろんそんな映画なわきゃあ無かった。
彼らは「お父さん」と「息子」という関係なんだそうです。
しかも劉燁が父ちゃん(=東海龍王)で胡軍がそのせがれ(=第四王子)。


親子ってあんたそんな!!




犯罪かも知れん……。




2009年に私がこうまでも『藍宇』に病みついてしまったのはきっとなにか理由があってのことなのだろう。
そしてその「理由」はいずれそのうちきっとわかるのだろう。

と思いつつ7ヵ月過ごしてまいりましたが、ある意味ここが一個、着地点なのかもしれないです。
日本公開されてくださいお願いしますお願いします。お百度だろうが水垢離だろうがなんだってしますから。




【追記】……と、衝撃のあまり勢いまかせで殴り書いたわけですけれども、日本胡軍影友會管理人浦川さんによれば、まだ確実に裏が取れてる情報じゃないとのことでございます。
なのですみません、情報処理についてはお受け止めになった個々人様でご判断くださいますよう。
もしかしてもうちょっと経つとしょぼーんとしてるかも……うわーんそりゃせつなすぎるわ……。ここはやっぱ水垢離しかあるまい自分よ!
| 15:44 | blanc et noir | comments(6) | - |
姫と下僕。
自分的にはクリスマスよりもバレンタインデーよりもラブコミュニケーションがたかまる日。
今年からそんなふうに認識を改めました。冬至です。



そんな冬至イヴの昨日は、池袋新文芸坐で『コネクテッド/保持通話』、12時と16時、2回観ました。
2009年はこの映画を劇場でつごう4回観てるわけですけどもぜんぜん飽きない。何度観たっておもしろい。映画がおもしろいのはいまさら私が言うまでも無いが、劉燁さんがもう、噛めば噛むほどキュートで笑える姫なのでございます。
お衣装はリセエンヌだし、わがまま放題だしプライド高いしすぐキレるしわめくし、そんなくせ英語は舌っ足らずで射撃はあんまりお得意じゃないみたいだし、でもコカイン吸入するとウッキウキになっちゃうし、もうあっちこっち隙だらけでかわいらしいことこのうえない。グレイスの弟を拉致しに行くときゃ病院のドアまで下僕に開けてもらっちゃって。拳銃より重いものは持ったことがありませんだって姫だから。



うるせえおれにさしずすんじゃねえ。



などという台詞を口にされますと、言った途端になしくずしにかわいくなってしまいます。
そして、そんなわがまま姫にお仕えする下僕の皆さんのお名前がやっと判明。


●ニット帽でヒゲのひと→トンさん
●みつあみのでかいひと→ロビンさん
●グラサンでキャップのひと→ダニエルさん?
●グレイスに殺される、ちょっとサイコなひと→わすれた。こっちがダニエルさんか?


病院のエスカレーターの踊り場で地元警察に囲まれたとき、銃突きつけられてるにもかかわらずトンさんが、姫に無礼を働こうとした刑事に果敢につかみかかりねじふせるあたりなんかもう、オスカルとアンドレかと思いました。天晴れ騎士の鑑でございますトンさん。あの姫にお仕えするのは、なにかと気苦労が多いことでございましょうねお察しします……。


それにしても、ビジュアルがかっこよくて身長がでかいのでどうもうっかり騙されてしまいますが、もしかして姫って仕事させるとあんまり使えねんじゃね?
国際警察のえらいひとのお嬢様もとい御曹司かなんかで、親の七光りでふんぞり返ってるだけなんじゃね?


などと、文芸坐出てお酒をのみながら姫と下僕スピンオフでホットに盛り上がってしまった冬至イヴ。愉しすぎ。
| 17:21 | 保持通話。 | comments(6) | - |
まつりでありんす。
のっ野風さぁぁぁん……(号泣)



すいませんつい『JIN ─仁─』に溺れてしまって我を失ってしまいました。ああもう野風さんすてき。あたしが身請けしたい野風さん。お別れの場面でこらえにこらえぬいた笑顔が涙で崩れるとこなんかもう鬼狼みたいでしたよ(それか)。泣きすぎて目が腫れちゃった……。

そんなぱんぱんに腫れあがったまぶたのまんま明日は池袋で



お嬢さんと密会でありんす。


ここしばらくお仕事方面がそれはそれはぱっつんぱっつんで、身も心も疲弊しきって(しかも腫れあがったまぶたで。かっこ悪…)うかがいます池袋新文芸坐。

まつり詳細




四個月目の冬至のイヴにこんななりゆきというのも、
なにかのご縁でありんしょう。
| 23:28 | 保持通話。 | comments(2) | - |
curiosity kills the cat.
胡軍先生主演の『好奇害死猫』日本版DVDが発売になるのだそうです。

日本胡軍影友會様いつもいつも使える情報ありがとうございます!


赤壁映画から一年以上経ったこのタイミングでってどうした事情でしょう?
事情もですが内容もなんだかよくわからない映画ですよ。ビジュアルこんななんすけど





ざっくり言えばエロサス? ざっくり過ぎ?
上の女のひとをすかさず藍宇に変換するワタシハドコカマチガテマスーカ?


ええいもうよくわかんないので詳細は公式サイトさんを参照してくだされ(丸投げ)→


あと、記事にしようしようと思ってたらうっかり録画消去しちゃって悔やんでも悔やみきれねえ、11月に放映された『NHKスペシャル「チャイナパワー」第1回“電影革命”の衝撃』
胡軍さんがつるっぱげまゆなし刺客役でご降臨@『十月圍城』が取り上げられていまして

 鬼狼と荊軻さんが束になってもこのひと倒せません。


それだけでも涙目だったのでしたが、北京だかの映画の見本市っぽい会場を撮影してる場面でだしぬけに『建国大業』の劉燁@毛首席激らぶー告白(違)映像が。



だしぬけすぎて、死ぬかとおもいました。



5月からこっち「劉燁の映像を観ずに暮れる日は無い」ってぐらいの自分なのですが、わりかし不用意な感じでオンエアされるとなんかもう、
「よくがんばりました。おやつにプリンを2個あげます劉燁」
みたいな気持ちになってしまうのはどうにかしたほうが良いのでは、と流石におもいます。


『好奇害死猫』が出ちゃうくらいなんですから、すくなくとも「南」の付く問題映画が公開された日にゃあ日本版出てない劉燁映画もリリースラッシュ?とか、儚い夢を見たりなんかしてさ(しょせん夢で終わるかも……ひぃん)。
『硬漢』も『米尼』も『美人草』も、お取り寄せしないとまともに観られないなんてほんとうに勿体無い話ですもの。
| 00:58 | Hu Jun(胡軍/フー・ジュン) | comments(4) | - |
チェブジャンキー。
これまでのわたくしの人生で、こんなにもドトールに夢中になったことがあるだろうかいや無い。



もうそのぐらい、昨日っからドトールのことが気になって気になってごはんものどをとおりません。
しかし間の悪いことに、校了間際の雑誌と書籍の校正責めで外出かなわず。


とっとと行っとかないとおっさんが藍宇に、じゃねえゲーナがチェブにマフラーを巻いてあげてる図(注:巻いてあげてない)のおはがきが(スタート2日目だけど早くも)底を突いてしまうかも……


と、根拠の無い強迫観念に取り憑かれ悪夢にうなされて(しかし明け方の地震には気づかない。ざっとそのくらいドトールに夢中)、
「ならば今日は、今日こそはっ!」
といま速攻で行って食ってゲトってきました。





チェブ featuring 荊軻さん@至福ランチタイム。



しかし新米の女店員さんときたらあやうくポスカをくれるのを忘れそうになって。
「あのー、ちぇぶのおはがきは……もらえ……ない……の?」
とつっこみを入れてしまいました。はづかしい。店長ならそんなことないのに。ちなみに地元ドトール(家から3分)の店長は、ステッカーどういうわけか2枚くれました。いいひとだ。武骨な指なのでめくりそこねたんだろうと思います。「気のせいかな?」と思って見れば、兄貴に似てるような気もします。脳内で兄貴にドトール店長の制服着せてみました。やべー似合うよどうしてくれよう。
| 15:37 | 瑣屑。 | comments(0) | - |
古照片。
幕末という時代がむかしっから妙にすきです。とりわけ新選組というものがもう、かなり。

先日うっかり吐露してしまったのですが、じつは劉燁って沖田総司似合うんじゃないかなあ……とか、こっそり思っていたりしまああああ石を投げないでください沖田ヲタのかた!


いやあの、

「でかくて笑顔がかわいらしくて天然で天才で、でも血を吐いて夭折」

って記号を表現させりゃぴったりじゃねえかとか思っちゃって。
最大の理由は、木原としえ(現・敏江)先生の『天まであがれ!』にもちょっと出てきたことですが、沖田の「沖」の字の意。


むなしい。
いとけない。
おさない。
すっとまっすぐに高くあがる。


そういう意味があるんだね、「沖」には。

「俺にとっておまえはいつでも天そのものだ」

みたいなことを言うわけですね、土方歳三が沖田総司に。


この意味を、つまり「沖」を体現できる役者でなければ、いくらどれだけ芝居が巧かろうがビジュアルが美しかろうが、「沖田総司」を演ずるには足らん、と。劉燁さんはその点完璧じゃなかろうかと。惜しむらくは彼が大陸のひとだって点、それのみです。


でですね。
本宅でもネタにしたんですが、どんな写真でも昔の古写真みたいにしてくれてしまう「幕末古写真ジェネレーター」という愉しい装置をついさっき、見つけまして。
もちろん劉燁さんで試してみない道理が無い。





オリジナルのお写真も不思議な味がありましたが、古写真風味にすると、ほんとに19世紀末の中国をぶらぶらしてそうな男の子、な感じ。ちょっとやばい秘密結社とかに関わってそうな。かわいい顔して、人とかすらっと殺しそうな。やっぱ沖田か。



綺麗だったので祥さん。
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| 00:20 | Liu Ye(劉/リウ・イエ) | comments(2) | - |
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