エヴァーグリーン。──『藍宇』其の五
2009.10.28 Wednesday
こと『藍宇』については些細なことでいちいち迷い道くねくねになってしまうのも、病ならではでございまして。
だからどうしたっつうような、ほんとにつまらぬことで恐縮なのですが。
華華飯店の捍東の部屋に備え付けの毛布のことが、もうずーっと気になっておりまして。
そうですあの緑色のやつ。
あそこはそれなりのお値段のお部屋なのでしょうが、内装のセンスとかがなんだかラブホすれすれで。そのくせ毛布はあんなで。あれホテルで使うクラスじゃないよ。ラブホ以前に田舎の民宿でしょう。ていうか実家帰ると母が出してくるやつ(20年くらい前に自分が使ってたやつ)がほとんどあれといっしょと気づいてからは、恥ずかしくって実家帰れん。
でも、そこに裸の藍宇がくるまって半分ねぼけながらむくむくもそもそしてたりするともう(ご参照ください)けしからんまでにかわいらしいのでございます。
やっぱあのやすっぽいアクリル感が(実際の素材はわかんないですが)決めてでしょうか。
お高いカシミヤ純毛毛布とかじゃだめなのね。
特売グンゼ(推定)の純白ブリーフといい、清貧かつドメスティックなエロティシズムが、やっぱり藍宇には似合います。
ところが有為転変の10年が過ぎて、藍宇が寝室で使ってる毛布がやっぱり緑色だ。
若干色合いが変わっておしゃれ感は増したものの(……増したのか?)、十年一日の如き緑色の毛布の下で捍東と「お客様にはお見せできません」なことやってたりします。
捍東に銘柄訊かれたのが嬉しくて10年間同じシャンプー使いつづけちゃうぐらい一途な子なので、
「捍東にはじめて抱かれたベッドの毛布の色」
とかも、きっと明瞭に記憶しているんだろうな。
捍東に捨てられたあとも、ずーっと同じ「緑色」の下で、ひとりでねむっていたんだろうな。
……不憫な子だなあ。
と、「緑色」のことばっか考えているうちに、自分もなんだか緑色の毛布が欲しくてたまらぬモードになってきてしまいましたよ。
いまさら実家の使い古しを「送ってくれ」と言うのも恥ずかしいので新調することにしましたが、ぐぐってみても、あそこまでチープなアクリル感満載のやつなんかもうさすがに売ってません21世紀には。カラー的に緑色ってのがそもそもあんまり無い。あってもじじいのどてらみたいな色でぜんぜんかわいくない。
どうにかこうにか「ま、これなら」なやつをみつけましたが。
毛布方面ぐぐってるうちに遭遇。
だからどうしたっつうような、ほんとにつまらぬことで恐縮なのですが。
華華飯店の捍東の部屋に備え付けの毛布のことが、もうずーっと気になっておりまして。
そうですあの緑色のやつ。
あそこはそれなりのお値段のお部屋なのでしょうが、内装のセンスとかがなんだかラブホすれすれで。そのくせ毛布はあんなで。あれホテルで使うクラスじゃないよ。ラブホ以前に田舎の民宿でしょう。ていうか実家帰ると母が出してくるやつ(20年くらい前に自分が使ってたやつ)がほとんどあれといっしょと気づいてからは、恥ずかしくって実家帰れん。
でも、そこに裸の藍宇がくるまって半分ねぼけながらむくむくもそもそしてたりするともう(ご参照ください)けしからんまでにかわいらしいのでございます。
やっぱあのやすっぽいアクリル感が(実際の素材はわかんないですが)決めてでしょうか。
お高いカシミヤ純毛毛布とかじゃだめなのね。
特売グンゼ(推定)の純白ブリーフといい、清貧かつドメスティックなエロティシズムが、やっぱり藍宇には似合います。
ところが有為転変の10年が過ぎて、藍宇が寝室で使ってる毛布がやっぱり緑色だ。
若干色合いが変わっておしゃれ感は増したものの(……増したのか?)、十年一日の如き緑色の毛布の下で捍東と「お客様にはお見せできません」なことやってたりします。
捍東に銘柄訊かれたのが嬉しくて10年間同じシャンプー使いつづけちゃうぐらい一途な子なので、
「捍東にはじめて抱かれたベッドの毛布の色」
とかも、きっと明瞭に記憶しているんだろうな。
捍東に捨てられたあとも、ずーっと同じ「緑色」の下で、ひとりでねむっていたんだろうな。
……不憫な子だなあ。
と、「緑色」のことばっか考えているうちに、自分もなんだか緑色の毛布が欲しくてたまらぬモードになってきてしまいましたよ。
いまさら実家の使い古しを「送ってくれ」と言うのも恥ずかしいので新調することにしましたが、ぐぐってみても、あそこまでチープなアクリル感満載のやつなんかもうさすがに売ってません21世紀には。カラー的に緑色ってのがそもそもあんまり無い。あってもじじいのどてらみたいな色でぜんぜんかわいくない。
どうにかこうにか「ま、これなら」なやつをみつけましたが。
毛布方面ぐぐってるうちに遭遇。