蛇果─hebiichigo─

是我有病。

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泪花。
先日箱入りでおよめにいらした荊軻さん。


一度目に観たときは、まだ暑い季節でした。
さきほど、最終話32話を観終わりました。
二度目の視聴でいろいろと気づくところも多かったです。


主役なのに影が薄いとかいわれがちな(ふびん…)荊軻さんですが、彼は謂わば狂言回しなのであって、また同時に、登場するひとびとのさまざまな価値観、思惑、美しさや醜さ、虚しさや儚さを、そのままうつしだしてしまう鏡のような存在でもあるのでした。
気持ちのやさしすぎる男の子が抗いようの無い苛酷な運命のなかで当代一の刺客へと成長してゆくその過程は、最後まで迷いと悩みに塗れていて、ときに歯痒くじれったい。でもそれってやはり演者がこのひとだからこそ、なんでしょうね。


秦王暗殺のカウントダウンがはじまる30話あたりからは悲劇の釣瓶打ちで、観ていてなにやら胸苦しい。
親しかったひとびとが悉く、荊軻さんの目の前で死んでゆく。
彼らはみな一様に己の死と引き換えに荊軻さんに「希望と未来」を託し、本来明るくあるべきはずのそんなものを背負わされた荊軻さんは、磔刑にむかうキリストのように、往路しか無い死出の旅へと踏み出します。


親友・高漸離の妻(じつは秦の間者で刺客)と闘ってやむなく手に掛けてしまい、手に掛けといてその直後にこんな顔でまつげ濡らして泣くの。荊軻さんときたら卑怯にもほどがある。




| 04:52 | 荊軻傳奇。 | comments(4) | - |
Comment








タイミングよく、先週からけぇかさんの日本語字幕を見はじめました。
この記事を拝見したら、なんかもう、この先見続けられるか不安になってきました。
精神状態のいい時に観よう。じゃないと浮上できなくなりそうです。
posted by みつむし | 2009/12/07 4:40 PM |
泣きのリウ・イエ。淫靡だなぁ。
彼の声ですすり上げてくれたなら
もっともっとテンション上がったかと思うと・・・

「神槍手」とうとう一度も見ないうちに
本年最後の話題作(と、勝手に思ってる)「男儿本色」が始まりそうです。
ネットでは競演してる徐正曦(スー・チェンシー)が人気でイラッ。
posted by みっこみこ | 2009/12/07 9:21 PM |
>みつむしさん
このドラマってわりかし展開がのんびり(演出のテンポが悪いともいう・笑)なんですが、その分、ラスト三話の揺り戻しがけっこうきついといいますか。

史実が厳然としてあるので、このひとがこのあとなにをして結果どうなって、というのは全部わかってるだけに、視聴してるとなかなか痛いものがございました。

特に荊軻さんはねえ……。

あんなぼへーっとした男の子だったものが、こんな遠いとこまできちゃったんだなあ……と思うとかなしくなります。藍宇とはまたちがう感じで、「死」を前にした人間の透徹が痛いほど。
武侠系のアクションじゃなくって、つまりは「この荊軻」をみせたくてこのひとをキャスティングしたんだなあ、というのがしみじみわかります。
posted by レッド | 2009/12/08 7:32 AM |
>みっこみこさん
笑顔もかわいらしいですけど、このひとの役者としての凶器はむしろ、「泣き」のほうですよね。
「ええええそこで涙零して見せるのはあんたあまりにも卑怯!!!」
みたいな、あたし泣かせるような悪いことしましたか?みたいな(笑)、無駄な罪悪感をおぼえてしまいます。

>彼の声ですすり上げてくれたなら

うわーん!!

『画魂』で片恋の相手・玉良にパリに去られた守信が、身も世も無く子どもみたいに泣きじゃくる場面がありましたけど。
たまんなくえろかったなァ(そこか)

徐正曦さんてお顔存じ上げなかったので検索してみました。
あらけっこうかわいい(すいません…)
劉燁どんなキャラなんだろう……映画とはほとんど別物って感じなんですよね?
ご覧になったご感想などお聞かせいただければうれしいです。
posted by レッド | 2009/12/08 7:51 AM |
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